日常生活の中で感動的なスピーチを聞くと、心を動かされる方は多いのではないでしょうか。英語でも多くの人々を感動させた有名なスピーチがあり、Youtubeなどで検索して気軽に観ることが出来ます。こういった有名なスピーチを生み出した才能豊かな講演者たちは、自分の考えをユーモアや自身の人生を通して語り、聞く人々に人生を変える行動を起こしてみたいと思わせる説得力を持っています。
また優れたスピーチは聞いて楽しむだけでなく、英語学習にも活用できます。語学留学がコロナ禍でなかなか実現出来ないという時はご自宅で英語力向上を目指しましょう。お好きなスピーチを聞きながらメモを取るのは、英語の理解力を伸ばすのにおすすめです。また講演者の表現を繰り返して発音の勉強をする、スピーチの要約を書いてスペルと文法の練習をするなど、素晴らしい演説は、内容が興味深いだけではなく私たちの英語力向上にもとても役立ちます。今回は、海外語学留学に向けてもっと英語力を身につけたい方へ、英語学習に役立つ5つの有名なスピーチをご紹介します!
【海外語学留学】英語学習に役立つ5つの有名なスピーチとは?
1. スティーブ・ジョブズ:スタンフォード大学での卒業式のスピーチ
- Stanford Commencement Speech by Steve Jobs
Appleの設立者の一人であり、MacやiPhoneなどの製品を生み出して、Appleを世界のトップ企業に導いたスティーヴ・ジョブスはAppleのCEOとして世界中の人々を魅了するプレゼンテーションを行う素晴らしい講演者でもありました。しかし彼は2007年に初代iPhoneを発表したときのようなスピーチで知られていただけではなく、2005年にスタンフォードの卒業式で行った感動的なスピーチでも知られています。
スタンフォード大学の卒業生に話すこのスピーチでは、実はスティーヴ・ジョブスが大学を卒業したことはないという話から、正直で心の温まるスピーチが始まります。この中で彼は自分の人生について話し、面白く親しみやすい、感情に訴える話を続けながら、学生が一人ひとりの生活に応用できるヒントも提供しています。スティーヴ・ジョブスの英語ははっきりとした発音で、シンプルな言葉を使い、短い文章で話すので理解しやすく、繰り返し発音もしやすいでしょう。
2. グレタ・トゥーンベリ:2019年国連気候行動サミットでのスピーチ
- 2019 UN Climate Action Summit Speech by Greta Thunberg
地球温暖化対策を訴えるスウェーデンの18歳の活動家、グレタ・トゥーンベリは、気候変動に関する若者の運動が世界に広がるきっかけとなりました。彼女は世界で最もよく知られた講演者の一人であり、彼女のスピーチは、ソーシャルメディアで急速に広まったものもあります。彼女は2019年にニューヨークで開かれた国連気候行動サミットで、世界の指導者たちに向けて演説を行いました。
彼女は、”Yet you all come to us young people for hope. How dare you. You have stolen my dreams and my childhood with your empty words.” (あなた方は私たち若者に希望を託そうとします。よくもそんなことが出来ますね。私の夢と子供時代をあなたたちの空虚な言葉で奪っておきながら。)というパワフルなメッセージで、指導者たちが若い世代の未来を保証するための行動を取らないことに挑戦します。グレタ・トゥーンベリのスピーチから、気候変動のようなさまざまな環境問題について、自分の考えを表現するために役に立つ語彙がたくさん学べます。
3. エマ・ワトソン:ジェンダー平等スピーチ
Gender Equality Speech by Emma Watson
有名なイギリスの女優エマ・ワトソンは、映画 “ハリー・ポッター” シリーズのユニークで賢い魔法使いハーマイオニー・グレンジャー役でよく知られ、さらにジェンダー平等や女性のエンパワーメントのために国連の親善大使としても活動しています。
エマ・ワトソンの最も有名なスピーチの1つは、国連のHeForSheキャンペーンの特別イベントで行ったもので、フェミニズムと女性の権利のための戦いについて語りました。このスピーチで彼女は、なぜ男性がフェミニズムを支持すべきかを説得力を持って伝えています。個人的なストーリーをフォーマルな口調で語っているこの演説から、優れたイギリス英語を学ぶこともできます。
4. J・K・ローリング:ハーバード大学での卒業式のスピーチ
- Commencement Address at Harvard University by J.K. Rowling
“ハリーポッター”シリーズの作者として世界的に知られているJ・K・ローリングは、失敗と想像力についてハーバード大学の卒業生に向けたスピーチで語りました。このスピーチの中で彼女は自分の人生と、様々な困難をいかに克服したかについて、また教育について、そして両親が選択しなかった職業を選ぶことについて述べました。さらに彼女は人生を通して支えてくれる友達をどのようにして作ったかについても話しています。
J・K・ローリングの演説は、スピーチの始めにユーモアを使うことでもっと彼女の話に興味を持たせています。またフォーマルな場所での分かりやすい英語の使い方やイギリス英語のアクセントも学べます。
5. ベンジャミン・ザンダー:音楽と情熱
- The Transformative Power of Classical Music by Benjamin Zander
イギリスの指揮者、ベンジャミン・ザンダーは、現在ボストン・フィルハーモニー管弦楽団の音楽監督であり、音楽への愛情を分かち合う情熱を持つ有名な講演者でもあります。2008年のTEDトークではユーモアを交えながら、話すこととピアノを弾くことを上手に切り替えるという、クラシック音楽をよく知らない人にも、興味を持たせる魅力的な方法を見つけました。
彼のスピーチはたくさんの実例やショート・ストーリーを使って早口の会話体で進むので、上記の演説より少し難しいでしょう。しかし彼がピアノを弾くために取る小休止の間に、今まで聞いた英語のメモを取ったり、聞き覚えのない単語を後で調べられるように書き留めることも可能です。また英語が難しすぎる時には字幕をつけながら聞いてみましょう。
まだたくさんの英語字幕付きの有名なスピーチがあるので、興味のあるものを見つけて楽しく英語学習に役立てませんか。イギリスをはじめとする英語圏への語学留学で生きた英語力を磨きましょう。語学留学をお考えの方、また海外語学学校のオンライン・コースなど、語学留学に関するお問い合わせはSI-Englishへ。
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