英語を学ぶなら、イギリス英語とアメリカ英語どちらがいいかなと悩む方もいらっしゃるのではないでしょうか。イギリス英語とアメリカ英語は、発音や表現にも違いがあります。その違いとはどんなものでしょうか。留学先を決める前にぜひ知っておきましょう!
イギリス英語とアメリカ英語の語彙
イギリス英語とアメリカ英語の語彙にはたくさんの違いがあります。日本で習う単語はアメリカ英語なので、イギリス留学をすると初めはそういう風に表現するの?と言う驚きがあるのも楽しいですね。
ほんの一例を紹介すると、例えば、列を作って並ぶ時の列は、アメリカだと line 、イギリスは、queue と言い、アパートのことはアメリカの人は、apartment 、イギリスの人は flat と呼びます。また今の時期必要なセーターは、アメリカ英語だと sweater 、イギリス英語では jumper と呼びます。薬を買うお店は、アメリカではdrugstore/pharmacy,イギリスでは chemist’s と言うのが一般的です。知らないと同じ言葉かわからないものもありますね。
RとT、発音の違い
イギリス英語とアメリカ英語の発音でよく知られているのが “r” の発音です。アメリカ英語では“r”の発音を強調しますが、イギリス英語では、“r”の発音をほとんどしないのが特徴です。
反対にイギリス英語では母音の間の“t”をはっきり発音します。アメリカ英語だと“ラ”のような発音になります。例えば、better や、water は、イギリスの発音は、ベター、ウォーターに近く、アメリカはベラー、ウォーラーに近い発音に。
文法の違い
イギリス英語とアメリカ英語にはいくつかの文法に関する違いもあります。代表的なものを2つご紹介しましょう。
1.現在完了形
イギリス英語では、現在完了形:Present perfectを使って現在に関連する過去の行動について話します。アメリカ英語でも使えますが、アメリカ英語では行動が終わった時はシンプルな過去形を使う事が多くあります。
彼女はランチを食べた。
- (イギリス)She has already had lunch.
- (アメリカ)She already had lunch.
もう宿題はやったの?
- (イギリス)Have you done your homework yet?
- (アメリカ)Did you do your homework yet?
2.GotとGotten
アメリカ英語では、getの過去分詞形にgotとgottenの両方を使いますが、イギリス英語ではgotだけしか使われません。アメリカ英語では不規則動詞の末尾に–enをつけることが多くあります。例えば、アメリカ英語では“She has gotten serious about her career.(彼女は仕事に真剣に取り組んでいる)”と言いますが、 イギリス英語では“She has got serious about her career.”と表現します。
アメリカとイギリスのイディオムの違い
またアメリカとイギリスには同じ意味で少し違った表現をするイディオムも。例をあげると、自画自賛する事は、イギリスでは Blow one's own trumpet、アメリカでは、Blow one's own horn と言います。また真に受けないでいる、話半分で聞くと言うイディオムは、イギリス英語で Take it with a pinch of salt、アメリカ英語で Take with a grain of salt と表現されます。
また何かについて話していて、そのことについて幸運を祈りたいときイギリスでは、近くにある木(木製品なら何でも!)を触りながら touch wood と言いますが、アメリカでは Knock on wood という表現に。
このように、イギリスやアメリカ留学に行く際は、単語の違いや、発音の違いを発見するとさらに留学が楽しくなるかもしれません。イギリス留学、アメリカ留学で生きた英語を学びませんか?
東京、大阪のSI-Englishでは、英語圏の短期留学・長期留学をお考えの方に、ご希望に沿った学校やコースをご提案致します。遠方の方には、Skypeや電話による遠隔留学コンサルテイングも行っておりますので、お気軽に、SI-Englishの無料コンサルティングにお越しください。